歯がしみるという症状
2019年3月28日(木)
今日は歯のトラブルで多い、『しみる』という症状についてお話ししたいと思います。
これを読まれてる方でも、心当たりがある方も多いのではないでしょうか?
神奈川県歯科医師会より
しみるといっても、冷たいものがしみる、温かいものがしみる、歯を磨くとしみる、甘いものがしみるなど様々な症状として現れます。
知覚過敏や虫歯、歯茎の炎症などにより『しみる』という症状が出ますが、その治療法もまた異なります。
しみる状態が続いている方は、まずは自己判断せずにしっかりと検査をうけてください。
知覚過敏かと思って様子を見ていたら、大きな虫歯で神経を取らないといけなくなった、ということもあります。
ここで知覚過敏のお話し…
知覚過敏症状は誰にでも起こりうる歯のトラブルです。
歯ぐきが下がる、歯のエナメル質が摩耗するなど、一般的な歯のトラブルが原因として徐々に悪化していく歯の状態です。
知覚過敏症状は、歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことで発生します。
象牙質は歯のエナメル質の内側にある組織です。
象牙質には数千本の象牙細管が歯の中心に向かって伸びています。
象牙質がむき出しになると、外部からの刺激(冷たい飲みものなど)が象牙細管を通って歯の内側の神経に伝わり、結果として瞬間的に鋭い痛みを感じるようになります。
電子顕微鏡での象牙細管
これが知覚過敏症状の痛みの特徴です。
治療法としては、この露出した象牙細管を塞ぐことにより痛みを軽減できます。
当医院でも数種類の薬を用意しています。
また、日々の歯磨きにも知覚過敏用の歯磨き粉を使うことを薦めています。
現在、メーカーさんのご厚意でシュミテクトの試供品を数量限定で用意しています。
歯がしみるのが気になっている方は一度ご相談ください(^^)